ふと立ち寄った本屋で、ページをめくっていると急にお腹が…。そんな経験、ありませんか?
あるいは、スーパーでずっと探していた商品を偶然見つけたとき。ネットショップで欲しかったアイテムが目の前に現れ、どれにしようかとワクワクし始めたとき。
そんな“高ぶった感情”の裏側で、体の奥深く――腸が、そっと動き始めているかもしれません。
【腸と感情はつながっている】
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、自律神経やホルモンの影響を受けやすい臓器です。
緊張するとお腹が痛くなるのもその一例ですが、実は**「感情が高まった瞬間」にも、腸は敏感に反応する**ことがあります。
本屋やワクワクする場面で起きる便意には、次のような背景が考えられます。
【本屋で便意を感じる理由(通称:本屋の法則)】
- 視覚刺激+集中状態
- 本の背表紙、紙の質感、静けさの中で集中することで、自律神経のバランスが変化
- 副交感神経が優位になりやすく、腸が動き出す
- においの記憶(パブロフ的反応)
- 紙のにおい、本屋の空気感が「リラックスの記憶」として脳に残っていて、それが便意と結びついていることも
- “期待感”と腸の動き
- 探していた本に出会えたときの小さな興奮が、脳から腸へ伝わり、微細な筋肉運動を促す
これは「副交感神経が急に優位になること」で血流が変化し、体温調節が微妙にズレるからかもしれません。
嬉しさや興奮の裏で、身体が静かに“排出モード”に入っているのです。
【まとめ】
便意というのは、ただの生理現象ではなく、感情のゆらぎや五感の変化にも敏感に反応する、まさに“心の鏡”のようなもの。
本屋に行ったとき
欲しいものを見つけたとき
気持ちが高まったその瞬間に、
お腹の奥でなにかがふっと動く。
それはあなたの腸が、感情にちゃんと寄り添っている証かもしれません。